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姉妹都市紹介

ギリシャ オリンピア市について

アルヘア・オリンビア(Αρχαία Ολυμπία / Archaia Olympia)は、ギリシャ共和国西ギリシャ地方イリア県にある町であり、その周辺地域を含む基礎自治体(ディモス)。その名は「古代オリュンピア」(英: Ancient Olympia)を意味し、古代オリンピックが開催されたオリュンピア(オリンピア)の遺跡はこの町にある。「オリンピア市」とも表記される。
位置・広がり
アルヘア・オリンビアの街(Αρχαία Ολυμπία)はペロポネソス半島の西部に位置し、トリポリからは東に約70km、パトラからは南へ約70kmの距離にある。県都ピルゴス(英語版)からは東へ約15kmで、アルフェイオス川の上流方向にある。
オリンビアの街はアルフェイオス川北岸の谷間に位置し、オリンビアの集落の東の丘の上に古代オリンピアの遺跡が広がっている。町の2km南西にはアルフェイオス川を堰き止めた貯水池がある。
自治体としてのアルヘア・オリンビア市(Δήμος Αρχαίας Ολυμπίας)は平野部から山岳部までの広大な市域を持ち、オリンビアの街はその最南部に位置する。市域東北端、エリマントス山地 (Mount Erymanthos) の山中にある村・ランビアからオリンビアの街までは、直線距離にして約30km離れている。市域の多くは丘陵・山地で、大部分は森におおわれている。
主要な集落
プラタノス(Πλάτανος : アルヘア・オリンビア地区) – 1,583人
アルヘア・オリンビア(Αρχαία Ολυμπία : アルヘア・オリンビア地区) – 1,286人
ペロピオ(Πελόπιο : アルヘア・オリンビア地区) – 1.057人
ララス(Λάλας : フォロイ地区) – 998人
クマニス(Κούμανης : フォロイ地区) – 719人
ヘリドニ(Χελιδόνι : アルヘア・オリンビア地区) – 676人
ランビア(Λάμπεια : ランビア地区) – 661人
ネモウタ(Νεμούτα : フォロイ地区) – 625人
アルフェイオス川の北岸の平地にあたるアルヘア・オリンビア地区に人口が集中しており、オリンビアから北西方向にプラタノスやペロピオの集落が点在する。フォロイ地区はオリンビアから東北へ約15kmほどに開けた内陸の盆地を中心とする地区である。ランビアは標高1000mの山間の集落である。
393年、テオドシウス1世はオリンピアの祭典の中止を命じ、千年に及ぶ古代オリンピックの歴史は幕を下ろした。神殿は破壊され、「ペイディアスの仕事場」と呼ばれる建物は教会に転用された。6世紀頃まで、オリンピアの遺跡にはキリスト教徒たちが暮らしていた。その後の時間とともに、古代オリンピアの遺跡は土に埋もれ、最大8mの地中に眠ることとなった。
現在の遺跡が再発見されたのは1766年、イギリスの考古学者リチャード・チャンドラー (Richard Chandler) によってであった。しかし、遺跡の発掘は1829年、フランスによる「モレア探検」 (Morea expedition) まで行われなかった。1870年代以降、遺跡の保存・発掘はアテネのドイツ考古学研究所によって行われることになった。最初の本格的な発掘は1875年、エルンスト・クルティウス (Ernst Curtius) によって行われた。
1936年、ベルリンオリンピック開催に合わせてオリンピアの遺跡も大規模な発掘調査が行われた。
1987年8月22日姉妹都市提携
両市とも古い歴史を持ち遺跡や文化財が多いこと(稲沢市には尾張国の国府が置かれた)、古代オリンピックと稲沢市の尾張大国霊神社で行われる「国府宮はだか祭り」がともに裸で行われていたこと、両市とも平和を願い非核平和都市宣言をしていることを縁として、オリンビアのヘラ神殿前で調印が行われた。

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